宮崎あおいとスパニッシュの交差点

NY、暑い日が続いております。

ロンドンオリンピックから目が離せません。

日本勢を毎日応援しまくっています。

そして、なんつってもロンドンは私の第2の故郷。

ちなみに第3の故郷はここNY。

でもロンドンに暮らしていた2年半よりも、NY生活が3年と、上回っててしまいました。

若い頃のロンドンだから濃さは今のNY生活よりも濃かったわけで。

さて、話を本題に戻します。

私の住むローワーイーストサイド(LES)はマンハッタンの下方向(南部)の

右側。

お洒落なヒップスターが闊歩する最新お洒落エリアで、橋を渡ればもう一つのお洒落エリアウィリアムズバーグにもすぐ行けます。

何故この地域が面白いかって言えば、元々NYで古くからスパニッシュ(ラテン系)やユダヤ人が多く、リトルリタリーやチャイナタウンも側。

ドミニカやプエルトリカン(発音はプロートゥリカン)が、素朴にそのまんまの暮らしをしてたりします。

ですから飾りけのない人々と、超最先端が一緒くたになっているところに面白みがあるんです。

コミュニティーガーデンとは名ばかりのショボい庭で、毎晩酒を飲み、ドミノをやっているおっちゃんたちのその向かいに、わざわざ日本から取り寄せた今治タオルを置いているようなお洒落なブティックや、話題のレストランが混在。

昔はドミニカンのドラックディーラーがうようよしている危険な地域だったんですよ。

この危険な地域お洒落化はロンドンでも始まっていたようです。

ロンドンオリンピック関連の番組では、昔はカリビアンやアフリカンが多く住み、午後5時以降は既に怖かったハックニーが、もはやお洒落エリアになっているのを知り、ショックを受けました。

さて、その素朴なスパニッシュ達が多く住んでおりますが、スパニッシュとアジア人のカップルって見かけないんです。これが。

うちのアパートにグラマーな中国人の女性がいて、犬友達なんですが、ワルなスパニッシュと付き合いさんざん嫌な目に遭い、今は中国人男子に戻ったとか(この情報は他の住民からのですけど)

今ではアウディーを乗り回すキャリアウーマンって感じなんですが、人に歴史あり、と彼女のお金のかかったハイライト(髪の)を、日本ならヤンキーかも?と見つめたわけです。

そんなわけで、なかなかアジア人とスパニッシュのカップルを見ないんですが、やっぱりアジア人の細身はラテンには受けないってのもあるでしょう。

お尻が一番大事ですからね。女子もそれを分かっていて、レギンスをマンマ履いているんです。

前途のチャイニーズ女史はかなりグラマーでしたからね。

そんでもってうちの近くにハミルトンフィッシュプールという市民プールがあり、無料のため、連日、夏休みを持て余した子供〜高校生で賑わっています。

高校生と言ってもですね、スパニッシュが中心なので、やったらすごい水着なんですよ。

例えば下の写真の水着を着て、デニムの短パンを履いただけで徒歩でプールに向かうんです。

傍らにはDRAKEちっくな男の子を従えて。

おまけにスタイルも写真のモデルをもっとグラマーにした感じ。

高校生ですよ?(ほら雰囲気とかでわかるじゃないですか、幼さが抜けきってなくて)

そんな、グラマラススパニッシュのマミータばかりのうちの近所。

まあチャイニーズも多いですが、チャイニーズは彼氏もチャイニーズが多いですね

 

そんなある日、地下鉄のホームで電車を待っていたら、私の前に、チャイニーズの高校生くらいの女の子がいたんです。

背は160センチくらい。

ものすごーく色白で、髪の毛は真っ黒。

(近所のチャイニーズの高校に通うチャイニーズの生徒は私が見る限り100%黒髪です。校則かな?)

まるで女優の宮崎あおいのように、可愛く、ひざが小さく足がまっすぐ。

 

白い、綿のワンピースを着ていました。

決して高価ではない、多分H&MとかF21の物かと思われますが、ものすごく似合ってる。

体の線も出過ぎず、ミニすぎず。

彼女の清楚な美しさをより引き立てていて、まるで可憐なマーガレットが一輪咲いているかのよう。

全く化粧はしていないのに奇麗。

こういう子が原宿でスカウトされたりするんだろうな。

白い肌に白い服ってものすごい相乗効果で、ファッションとは、美白とは、の何たるかを教えてくれていた。

そこらの白人女子たちが、へんちくりんに焼きまくっているというのに。

 

すると、その宮崎あおい風少女を見つめている一人のスパニッシュの高校生らしき男子がいた。

1メートルしか離れていないのに、超ガン見。

もう催眠術にかかったみたいに見つめているの。

その目は完全に彼女に興味があり、もう恋しかかっていて、目を離したくても彼の何かがそうさせないくらいの勢い。

でもたまに目を離す。

それは変態に思われたくないからっていうのもこっちに伝わってくる純粋な雰囲気。

私の想像するに、彼は、巨乳のクリヴィレッジ(谷間)や大きいおブーティ(お尻)や、はち切れんばかりのピッチピチな服ばかりを着る女性を、生まれてからずっと見て来て(多分そんな女性から生まれた)、女性=グラマラス以上という刷り込みがあった、彼の目に、まるで白い花の精のような彼女は未知の国からきた、これまでに見たことのない可憐な女性らしさに溢れている、新種の女性に映ったのかもしれない。

奥ゆかしい女性らしさにエロティシズムを感じてしまったんだろうな。

これで思い出したのが小雪。

映画「ラストサムライ」の小雪は、まったく脱ぐシーンも無いのに、着物と陶器のような白肌が相当セクシーで評判になりましたね。

だいたいにしてスパニッシュはチャイニーズをちょっとコバカにしているところがあるんですよ。

それなのに、彼の先入観をことごとく覆す、東洋の美女の出現は、今後の彼の女性観にどう影響していくのか知る由もありませんが、そんな小さな出来事が、人生の大きな波紋となっていくのはよくあること。

そんな誰かが、誰かに惹かれるという、日常生活にいきなり放送されたドラマを見せてもらったおかげで、数分の出来事だったのに、こうして私に長文を書かせてくれた。

男の女のことって、国は変われどやっぱり一番面白い。

 

 

 

 

 

 

 

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