TV&映画

Thunder Soul

高校生バンドが全員アフロ、それだけで良い音出してくれるイメージ。

私はこの映画で「音楽の素晴らしさ」というのを改めて見せつけられ、心の底から感動しました。

星100個あげたい!

レコードマニアが血眼かつ指黒(古いレコードを掘ると指が汚くなるゆえ)で探したであろうレコードがKASHMERE STAGE BAND。

テキサス州にある主にアフリカ系の多いKASHMERE高校の高校生バンドです。

2002年にはJAY-Z が一日校長を勤める等、音楽で有名。

高校生の、学校のバンドなのにレコードを沢山出してるんですよ。

1960〜70年代、音楽監督だったコンラッド・ジョンソン先生がこのバンドを率いて奇跡のバンドに仕立てたのでした。

 

先生はゲトー出身の高校生達に演奏の仕方はもちろん、立ち居振る舞い、生き方、音楽以上の人生を教えた師となったのです。

時は公民権運動のまっただ中。

アフロヘアで自分たちのブラックネスを誇るというプライドとともに歩んだ時代。

当時の高校生ジャズバンドは演奏はうまいものの、型にはまった、下手をするとつまらない演奏に聴こえがち。

ところがカシミアステージバンドは、ファンキーさを取り入れ、全米の数々のコンテストで全米優勝を果たすという奇跡をもたらしました。

日本にも演奏に訪れたんですよ。

あれから30年あまり。

当時はサグったイケメンアフロ達も、今はその面影が全くないおじさま、おばさまになっていました。

コンラッド先生は御年92歳。

そんな老い先短い先生のために30余年の歳月を経て、バンドのリユニオンをしようというドキュメンタリー映画なのです。

卒業以来、一回も楽器に触れていないという元生徒が殆ど。

果たしてリユニオンは実現するのでしょうか?!

是非日本でも公開して欲しい作品です。

 

試写会にはバンドのメンバーが来ていました!

9/27にはアルバムが再発されます!

 

アメ☆アイ

アメリカンアイドルの新シーズンが始まりました!

審査員はランディ・ジャクソンだけはそのままにJ.LO 、そしてスティーブン・タイラー!

J.LO はポーラ・アヴドゥルの流れを汲んでいて違和感はないのですがスティーブンから目が離せません!

「え?あなたはそういうところに目がいく人なのですか?」という新鮮さがいっぱい。

だって、あなたエアロスミスのスティーブン・タイラーが、有象無象の歌をジッと聴き続けるという図だけでもう見る価値ありじゃないですか?!

さて、昨日のNJのオーディション。NYとNJは川を挟んでお隣同士。

州は違えど中央区と豊平区みたいなもんです。

アメアイの最初のオーディションの楽しさは「お笑い部門」。

ウケを狙いにやってくる(本人は真面目かもしんないけど)参加者もいるんですね。

審査員にとってはは迷惑でしょうが、いつからかこの部門の面白さも番組で強調されるようになってしまった。

そこで昨日の一番注目は何と、日本人の留学生!!!

彼の名はYOJI “POP” ASANO

ご覧下さい

YOJI POP のオーディション風景

どうですか?!頑張ってるでしょ?

アメリカ人の好きな日本人の面白さが出ていました。

この画像を撮影している人の笑いも入っていていい感じ!

今日の朝のニュースでアメアイを伝える際にも彼が出ている場面が使われていたんだって!
私は好きなキャラですねー。

ここで思い出されるのが…

WILLIAM HUNGです!お笑い部門の先駆けともなった彼のオーディションぶりをどうぞ

WILLIAM HUNGのオーディション風景

そのリズムの無さ、ゆえに不器用な可愛さ、頭の良さ、性格の良さ、人に好かれる要素たっぷりのWILLIAM は、アメアイの翌日には一躍時の人となりますた!

何とエレン・デジュネレスのトークショーにも出演し、あらゆるイベント、番組と引っ張りだこになったのでした

エレン・デジュネレスの番組に出演したHUNG

近年のお笑い部門といえば何と言っても第9シーズンPANTS ON THE GROUND のおっさんでしょう。リミックスバージョンでどうぞ

LARRY PLATTおじさんのオーディション風景

BUN Bのバージョンも探してみてねん

「皆を楽しい気分にさせてくれる」これはエンターティナーの基本だよね〜

そこをすくいとっておもしろがるアメリカってやっぱり面白い。

Def Jam Yoga?!

この秋から始まった新番組Running Russell Simmons.

Def Jam Empireの総帥Russellの生活に密着。

鬼社長に従える美人アシスタント達のドタバタ劇が見どころ。

もう一つはヨガシーンがあること。

ヨガ歴の長い彼は毎日ヨガと瞑想を欠かさない。

身につけるアクセサリーもパワーストーン!

ブリンブリンじゃなくてオニキスとかですYO!

ブラックコミュニティーにどう影響するか楽しみ。

そう言えば先日私の通うOM YOGAにも、若いアフリカ系の男の子が来てたわ。

おまけにこの秋始まったK-ci&Jo Joのリアリティ番組、Come Clean でも2人がヨガに挑戦するエピソードがあるの。

歌声とはうらはらに、今やアル中でダメダメになった兄弟の立ち直りを描いてる番組。

次回の放送が楽しみ!

DEF JAM については渡辺深雪さんが翻訳した「デフジャム物語」でお勉強なさると良いかと

FOR COLORED GIRLS

先週から全米公開されたタイラー・ペリーの新作映画「FOR COLORED GIRLS」を見て来ました。

公開翌日に行ったところ、限りなく10割近くがアフリカ系とスパニッシュ。しかも9割が女性でした。

この作品は元々 Ntozake Shangeによる70年代の舞台劇で、うちの隣にあるABRON劇場で上演されていたらしい。

映画化となった今作はジャネットやウーピー・ゴールド・バーグ、アニカ・ノニ・ローズ等、アフリカ系の大物女優達が多数共演。

笑えたのが、ジャネットはファッション雑誌の鬼編集長役。部下に「もっとはマシな、読者が買いたくなるような企画を持ってきたらどうなの!」とどなりちらすんだけど、男性社員がおそるおそる小声で「あ、あの〜、リアナを表紙にするってのはどうでしょうか」と伺うと、ジャネット編集長「そんなことしてもダメにきまってるじゃない」と一蹴(笑)

映画館は薄い笑いに包まれました。

あとメイシー・グレイが演じる闇堕胎業なんだけど、彼女の薄気味悪さと怖さはすごかったね〜。一回しか映画に出てこないけど、ホラー大賞決り(笑)
そりゃあ、夢に出そうなくらい怖い役よ。

多分、日本公開は無いと思われますが(タイラー・ペリーは全米No.1になっても日本公開がないので…)黒人女性はここまで色んな不遇を乗り越えなくてはいけないんですか?というくらいたたみ掛けるような不幸の連続。

ティーンの妊娠、DV、レイプ、旦那が隠れゲイ…、こう書いてみると日本や世界中でも起こっている事であり、不思議がる事は無いのですが、何が違うってこの映画での黒人男性の描かれ方があまりにも「不在」であるのが象徴的。

そもそもアフリカ系以外の人物はアジア系医者以外は1人も出て来ないのだけど、男性の影がろりゃあうっすーーーい感じ。
シスター同士、皆支え合って頑張ろう!オー!という(笑)

初めっから男に期待していないのが何か笑えた。

その翌日にBETで「BLACK GIRLS ROCK」という、これまたアフリカ系女性のためのアワードショーが放送され、女性R&Bシンガー勢揃い。バンドも女性(笑)。

黒人世界には男はいらないのか??という位なノリですよ。
米軍の女性初のオフィサーの女性を讃えたりするという雰囲気ね。

そら、男はラップしたくなることが沢山あるだろさ(笑)

否、日本人女性もこれくらい独立心旺盛になっても良いのかもしれない。

国に関係なく女性の内なる強さに支えられて生きているのが男性なのかも。

この映画、サントラも発売になっています。

CERTIFIED COPY

25日からリンカーン・センターで第47回ニューヨーク・フィルム・フェスティバル が始りました。

NYFF の公式サイトはこちら

カンヌの時から観たかったイラン人監督アッバス・キアロスタミ監督の最新作「CERTIFIED COPY」を観てきましたよ。

チケットを買ったのは2週間前で残り3枚だったのでラッキー。

キアロスタミ監督とは2作品目となるジュリエット・ビノシュが主演。
カンヌでは主演女優賞に輝きました。

舞台はイタリアのトスカーナ地方。それだけで色んな意味で美味しそうな作品。
ヨーロッパの女優は無理に整形をする人が少ないのですが、ジュリエットも例に洩れず美しく歳を重ねてるなと感心。

ストーリーは伏せます。大人の心模様が楽しめる作品…とだけ^^
ビノシュのように演技がうまくないと絶対演じる事の出来ない役柄って演じ甲斐あるだろうな〜とも

パッと見の美しさよりもじんわり湧き出てくる可愛さや美しさの方が賢い感じがします。
演技にも深みが出て、表情の上手さは昔のままに、中年にさしかかる女性を強くかわいらしく演じていました。大竹しのぶさんの感じに似てるかもですね。

アッバスファンを満足させてくれる箇所がいっぱいあります。画面の中心となる話し手をカメラで追わない手法や、車もフロントガラス越し、ガラス無し、そして監督が得意の狭い道も出てきます。
トスカーナ地方が十勝の風景に似ていてびっくりしますよ。道産子は「あれれ?なつかし〜」と感じるかも。

夜のリンカーンセンター付近はライトアップされていて綺麗。
コリアンタウンでディナーして帰途につきました。