TV&映画

Hideaway(The Refuge)

雨の午後のNY、フランソワ・オゾン監督の最新作「HIDEAWAY(原題The Refuge)」を見て来ました。ネタバレ注意報です。

日本での公開は今のところ未定とのこと。

一度は妊婦を主人公にした映画を撮りたかったというオゾン監督。
女優である友人に会った時に彼女が妊娠しており、是非映画に出てくれと打診するも断られ、その時点でパリにいる妊婦女優を探したところ3人が見つかったそう。

その1人が今回のヒロインとなったイザベル・カレー。
フランスの国民的女優。クリーンで明るく善良なイメージの彼女が妊娠中にもかかわらずオゾン監督のオファーを受けたのは、撮影地がバケーション予定だったバスク地方だったのと、これまでのイメージを覆すドラッグ中毒の役だったから。

恋人役はカレーとは以前共演歴もあるオゾン作品ではおなじみメルヴィル・プポー。
でもドラック中毒という設定で映画開始後間もなく亡くなります。
「ぼくを葬る」に続き(笑)

作品中その後を受け継ぐ相手役は、映画初出演でミュージシャンのLouis-Ronan Choisy。

超若手という訳でも無いのですが、予備知識の無い彼がどんな演技をし、表情を魅せるのか、それもこの作品の楽しみの一つ。

無防備な表情がこれまた新鮮なんですねー。美青年注意報発生!

ストーリーは…

実際に妊娠中のイザベル・カレー演じるムースが、ドラッグ中毒にして妊娠が発覚。相手はオーバードーズで死亡。
海辺の屋敷でひっそり妊娠期を過ごすという物語。
そこにやってきたのが妊娠相手の兄弟ポール。
不思議な同居が始まるのでした。

これまでのオゾン監督作品に通じる水、女性、光。

そしてハリウッドと対照的なのが女性の描き方。
「まぼろし」でシャーロット・ランプリングを皺のひとつまで美しく撮った監督ならでは。

アラフォー女優のイザベル・カレーのボトックスフリーな自然の顔の皺すらチャーミングに魅せてくれます。
女性が年齢を重ねるって美しい事だとあらためて感じさせてくれるのよね。

Louis-Ronan Choisyの音楽も素敵。
ここからどうぞhttp://www.youtube.com/watch?v=5yjiB6NewRo

妊娠すれば母性も沸く、それが女性ってもんだ、女は子育てするもの…。
ところが実際はどうだろう?
その刷り込みが強い日本ではプレッシャーの元苦しんでいるのが実情。
育児放棄や虐待、男性の子育て不参加…。

必ずしも全ての条件の整った女性が妊娠するわけではない。

恋人の死と引き換えに妊娠が発覚したムースはどんな決断をするのか。

最後は見てのお楽しみ

北海道的真夏

午前11時半をまわったところですが、現在のNYの気温は28度。

北海道的には真夏もいいとこ。

ブランチ用のパンを買いに犬と散歩に出かけましたが、もう汗だくです。

日陰を狙って歩く為、忍者犬のようになっているポコ。

北海道人の私は多分本州の人よりも毛穴の数は少ないと思うのですが、今年は私の毛穴、フル回転するだろうなぁ。

TVでは日焼け対策として赤いフルーツや野菜が良いとDr.がアドバイスしていました。
ザクロなんかも良いそう。ジュース買わなくちゃ。

今日は祝日でまたまた色んな事したいけれどこの暑さじゃな…。
海にも行きたいし、SATC2 も見たいし。

北海道のSATCファンの皆さんは4日の北海道公開に向けて、SATC1 を見たりと準備万端だと思いますが、ここでもう一作、SATC キャストが出ている作品を見るというのもアリ。

ちょっと古いんだけど「セレンディピティ」です

ケイト・ベッキンセイルとジョン・キューザックの映画。

どこがSATCかというと、ケイトの恋人はエイダン。そしてジョン・キューザックの恋人がビッグの元妻、ラルフローレンで働いてたナターシャなのです。

キャリーとビッグに関わった二人ということで是非これも見て下さいな。

さて、北海道グルメ、最後のおまけをアップします。

本場ブラジルのガラナよりも濃いガラナを愛する道産子
やっぱり飲んじゃったよー

このガラナに合うのが「かま栄」の「パンロール」
ノースウェーブでの私の定番おやつ
やっぱり美味かった〜

多分、NYでこのソフトを売ったら大儲け間違い無しだと友達とにらんでいるのが夕張メロンソフト。こちらでは「カンタロープ」と呼ばれる赤肉のメロンですが、ソフトはね、多分3ドル50とかで売れると思うんだ。で、NYは暑い日が多いから休みの日は一日200個は売れるんだろうな〜と皮算用しちゃったって訳。

北海道ならやっぱりメロンを食べたい、ということで一個3000円のを1/4いただきました。幸せ〜。でもタケーよね。

ということで、ナオちゃん、絶好調に肥えてきました。ここ3年間で一番太っているよ〜。断食しなくちゃ

今度は愛妻家

北海道滞在記をアップの途中ですが、書かずにいられない。

NYに帰ってくる飛行機で行定監督の「今度は愛妻家」を見た。

やられた。

こんなに面白い作品って最近のアメリカの作品にも無いな、というくらい良かった。

アメリカにいるせいでかなりの日本びいきになっているのは否めませんが、それを差し引いても良く出来た作品だと思う。

隣の人はびっくりしただろうな。私が泣いたり笑ったりしていて。

全員の俳優がうまくて、台詞や動きに無駄が無くて、皆の表情や心の動きが手にとれるような映画、ペドロ・アルモドバルもやられた〜って思うんじゃないかな。

フライト中に2回も見てしまったもの。

1回目と2回目でまた違った見方が出来るのが良い。

薬師丸ひろこがとても若々しく可愛くて思わず抱きしめたくなるようなキャラなのも良かったし、かつてのイケメン俳優豊川悦司が典型的業界ズレしたパツキンの中年カメラマンってのもハマっていたし。

水川あさみはすごい女優ですね〜。

「ガラスの仮面」的に演技を見てしまったりするんだけど、あれほど瞳で表情が作れる女優って若手ではそういないでしょう。

いやーたまげた。
多分将来的にハリウッドか外国映画に引っ張られそうな気がする。

ストーリーには敢えて触れないでおきます。
これから見る人もストーリーの解説を読まない方が楽しめると思う。

久しぶりにDVDが欲しいと思った作品だった。

ROB BASE

今、TVのMONIQUE SHOW(モニークは映画『プレシャス』でアカデミー賞助演女優賞獲得)を見ていたらロブ・ベースがゲストじゃありませんか!

彼の代表曲88年のIT TAKES TWO (動画)は最近ではSNOOPのI WANNA ROCK にも使われていてオースクファンから若いヒップホップファンまで楽しめる1曲でしたね。

そのロブ・ベースが日本公演の時の事を話していて「曲が始まっても、客は皆シーンとしてだまって見ているんだよ。ビビっちゃったな。ところが曲が終わるや否や、それまでの事が嘘のように拍手喝采だったんだ〜びっくりしたぜ」と、日本の客の不思議さを語っていました。

呼び屋さんも「日本の客の反応はアメリカと違うのでそのつもりで…」と気を利かせて言うと多少は免疫が出来るかもしれませんが、ロブ・ベースが感じたようなパターンを私も何度も日本で見ましたね。

「あれ?アメリカでは自分のこの曲で全員が合唱なのに…実は人気無い訳??」というブレイクしたアーティストのとまどい。

私なんかは周りの反応に合わせる事なく声援送ってしまったりするんですけど(笑)

さて、ヒップホップって今振り返ると全てが繋がっていて面白いよね。

最初はパーティの盛り上げラップとスキルで競う、わりとポジティブなものから始まり、西海岸のギャングスタラップ、NWAで世間はコンプトンの存在を知らされ、アイスキューブがストリートを語り続けると東海岸でもありのままを皆語り出し、ブリッジ対決があり、ネイティブタン等多くの才能が表れ、誰もが言いたい事をラップするようになり、ギャングスター等多くの東のアーティストの活躍、西と東の対立、2パックとビギーの死、ディディがアメリカのチャートのトップに躍り出て、今や全米チャートのトップにヒップホップ(含むアーバン)がポップに君臨する事が当たり前のようになっちゃった。

多少前後してますが、大雑把に説明するとこんな感じよね。

若いヒップホップ世代が「俺は◯◯に影響を受けていない」と息巻いたところで、ヒップホップの網の中にいる限りは必ず繋がりがある訳で、口には出さずとも先人へのリスペクトを忘れては自分のやっている事に誇りを持てなくなるという理論が理解出来るのはもっと後なのかもしれません。

今日パフォーマンスしたロブ・ベース は、OGの貫禄たっぷりのオジブラとなり、IT TAKES TWOを名人芸のように披露してくれました。もちろんDJはE-Z ROCK!ノーダウトです。

インタビューの最後の方で「俺は100歳になってもラップしていたい」と語っていたのが印象的。

嬉しくなっちゃった。

ちなみに今年のアカデミー賞にノミネートされたジョージ・クルーニーの映画「UP IN THE AIR 」(邦題:マイレージマイライフ)にはYOUNG MC が出てました。

ホテルでパフォーマンスする本人役。

映画のロード・オブ・ザ・リングにいきなり座頭市が出て来るような、そんな意外性(笑)

とにかく続けるっていいことだ。

月と中華とGRACE JONES

ひと仕事終え、ひとっ風呂浴び、やっとくつろぎモードに入りました。

最近料理意欲の低下により、今日も中華のデリバリーを注文。

待っている間に更新。

このひとときが楽しみなのよね。私ってソーチープ。

夕べ私の部屋から見えた月。

居間とは反対側の部屋なのでエンちゃんは見えないの。

何だかとても強いムーンパワーを感じちゃった。自然の月の光。ドビッシー〜

そうこうしているうちに出前が届きました。

お皿によそってみました。

パスタのように見える麺はコールドヌードル、レモンチキンに、ポークチャーハン、いんげんと海老の炒め物、ワンタンスープ。

NYは出前が日本の何十倍も充実しています。殆どのレストランが出前してくれます。

今アメリカンアイドルでのLADY GAGA のパフォーマンスを見たところ。

アレハンドロを歌っていました。

グレース・ジョーンズがGAGA を「私の真似ね」と批判したニュースを番組でお伝えしましたが、あのグレースジョーンズがですよ、他のシンガーに言及した、この事実だけでもものすごーい賞賛に値すると思うのは私だけ?

アンディ・ウォーホルのミューズだったグレース・ジョーンズですもの。

80年代のアンダーグラウンドからポップへという例を沢山見て来たからこそ私もLADY GAGA に惹かれてしまうのかもしれません。

GAGA 様にインタビューした時の1枚。

去年LADY GAGAにインタビューした時に、GAGA様はウォーホールの本を必ずバッグに入れていていつも読んでいると言っていました。

沢山あるグレース・ジョーンズのヒット曲ですが、PVという事では私はこれが好きです。

GRACE JONES,CORPORATE CANNIBAL

GRACE JONES,MY JAMAICAN GUY

今週の番組ではグレース・ジョーンズをかけるのでお楽しみに!

パヴァロッティとパフォーマンスするグレース・ジョーンズ

1986年にグレースがTVのトークショーに出た時の画像

グレース・ジョーンズと言えば、印象的な映画はやっぱりBOOMERANG (ブーメラン)のストランジェ役ですね

香水ストランジェのCM動画

今見てもスゲーですな。

公開当時話題になったグレース・ジョーンズが映画の中でかけたサングラス、ゴルチェでしたっけ…?忘れちゃったけど、やっぱりクールね。

映画の中で彼女のヒット曲PULL UP TO THE  BUMPER が使われているシーンもあるんですよ。

BOOMERANG には沢山の才能が集まっていましたが(マーティン・ローレンスやクリス・ロックやハル・ベリー)、何とメルヴィン・ヴァン・ピーブルズが映像エディター役で出ていました。ブラックスプロイテーションの監督で、鈴木清順作品にも映像を与えた人物。ニュージャック・シティを監督したマリオ・ヴァン・ピーブルズのお父さんです。

さて、この映画の主人公のエディ・マーフィがデザイナー役のハル・ベリーに連れられて、彼女が子供に教えるアートにクラスに行くシーンがあります。二人が歩いているこの道。

何と近所で、うちの犬の散歩コースだったのです。

今は壁画も無くなり、フェンスも変わっていますが、間違い無くこの建物。

今でもアートスクールなんですよ。