アン・リーファンなのに、何年も見逃したまま忘れていたのが「恋のトルティーヤスープ」

確か日本公開されず、ケーブル等でオンエアされたのみ。

この作品、今是非新たに公開して欲しいな。

「ジュリア&ジュリー」で散々美味しそうなフレンチを見た今だからこそ。

「恋するトルティーヤスープ」は94年の大ヒット映画「恋人達の食卓」のリメイク版。

オリジナルの舞台は台湾ですが、リメイクはメキシコ系アメリカ人版になっています。  しかも、脚本はアン・リー。監督はマリア・ルポルとルル・ゼッザ。劇中の料理は有名シェフスーザン・フィニガーとメアリー・スー・ミリケンのコンビ。

「恋人達の食卓」ではこれでもかというくらい美味しそうな台湾料理が出てきましたが、「恋するトルティーヤスープ」は、見た事も無い豪華なメキシコ料理が出て来るのです!

メキシコ料理って、タコスとかブリトーとかケサディーヤとか、何かこう、手軽なファーストフードのような偏見があると思うのですが、この映画ではお父さんがもう素晴らしいメキシコ料理を作ってくれるのです。

確かにここ数年、NYでもアップスケールな高級メキシカンレストランが出来ていますが、この映画ではメキシコ料理の深さを味わいたいぞと思わせてくれちゃって困った困った。

サボテンってあんなに美味しそうだっけ?というような。

スクウォッシュのつぼみを使ったスープや魚を丸焼きにして、ハッパをブラシ状に細かく切り、それをハケにしてソースを塗りグリル。

男性でも女性の胃袋を掴む事が出来、恋に発展するというのを見せてくれる恒例の弁当シーンですが、プチトマトに詰め物がしてある料理等、手が込んでいて何だか料理したくなります。

そしてもう一つは安心感。

「恋人達の食卓」で既にストーリーを知っているので、大体どういう展開かは見えているので慌てません。

親父役はヘクター・エリゾンド。日本では「プリティ・ウーマン」に出て来るホテルのコンセルジュとしてプチブレイクしました。

料理の美しい映し方、家具や食器、様々な色合いもさすがアン・リー!

この作品、意外と盲点になっているので是非是非機会があったら見て欲しいです。